家庭用 燃料電池 1 次のページ

いよいよ販売が開始される家庭用燃料電池

家庭で使われる燃料電池は、石油やガスなどのエネルギー供給事業者と家電メーカーなどが共同で開発・生産しています。2005年から2008年まで財団法人新エネルギー財団による「定置用燃料電池大規模実証事業」として一般住宅に設置され、データ収集などが行われてきました(2009年3月で終了)が、2009年からはいよいよ量産販売が始まります。課題となっている価格についても、2015年までには50〜60万円程度に低減されると予測されており、国も2009年から家庭向け助成制度の導入を決定していま

固体酸化物形燃料電池でも実証研究がスタート

新エネルギー財団では、2007年から4年間の予定で固体酸化物形燃料電池(SOFC)の実証研究も始めています。固体酸化物形燃料電池はこれまで大規模な施設向けとされていましたが、近年は研究が進み、小型店舗や一般住宅での利用も可能となってきています。今回の実証研究でも対象は主に一般家庭で、2007年は全国29ヵ所で実施され、2008年は36ヵ所での実施がすでに始まっています。

製造企業情報

現在、家庭用燃料電池を製造している主な企業は以下のとおりです。

固体高分子形燃料電池(順不同)
荏原製作所(荏原バラード)
パナソニック(松下ホームアプライアンス)
ENEOSセルテック(新日本石油と三洋電機が設立) 
東芝燃料電池システム
トヨタ自動車×アイシン精機
三菱電機
富士電機アドバンストテクノロジー
石川島芝浦機械×高木産業×静岡ガス
固体酸化物形燃料電池(順不同)
アキュメントリクス(住友商事が販売を担当)
TOTO
京セラ